その結果を受けて、実行委員会では一つの決断を行ないました。
とっておきの音楽祭SENDAI2011の出演者数は286団体
ご出演意思のある全ての応募者の方に、ステージにご出演頂くことに致しました!
このような決定を行なった理由は、出演希望者の方々の「強い思い」を感じたからです。
意思確認を行なったアンケートには、こんな言葉達が書かれていました。
「余震がまだまだ続いており、呼吸器装着メンバーが大きな不安をいだいています。しかし、音楽祭のステージに立ちたいという気持ちは変わっておりません。」
「バンドメンバーの中にも自宅が流されたもの、福島在住で避難勧告を受けたものがおります。それぞれが被災者として現状に立ち向かっています。こんなときに「東北は元気」とアピール出来る音楽祭開催はとても勇気付けられると思います。」
「被災直後のこんな時期だからこそ、人それぞれが協力し合って何か一つのことを成し遂げることはとても大事なことだと思います。是非その役割を自分にも与えて頂きたいです。」
「私たちの子供達もみんなハンディがあります。子供達の、東北の子の笑顔がとにかく見たいです!!」
「本来ならば津波で自宅が流され、音楽どころではない状況ではありましたが、楽器が無事かどうか確認しに自宅に戻ったところ、水没したようではありましたが、なんとか再使用できるような状態で見つかりました。20年以上使い続けたベースギターがほぼ無傷で見つかったこと=「音楽を続けなさい」のメッセージと感じました。」
「ふくしまも元気です!! 音楽のチカラでつながって、未来に向かって進んでいきましょう。」
「自分も含め、もう一人のメンバーも津波罹災しました。けれども、やります!出ます!(中略)やるぞやるぞーっ釜石!」
「震災直後は音楽を聞く気が起きませんでした。しかし、一日一日と復興へと動き出したとき、涙とともに音楽が聞きたくなりました。音楽が演りたくなりました。我々は被災者から支援者へとシフトします。一人でも多くの人が笑顔になれるよう、祈っています。」
以上が出演者の方から頂いたアンケートを抜粋させて頂いたものです。
出演者の方の思いに答え、そして思いを地域復興のチカラに変えるため。
とっておきの音楽祭は音楽のチカラを信じて、歩み始めます。
本当は全ての方の思いを載せたかったのですが・・・。
一人一人の思いは、必ず6月5日、とっておきの音楽祭で見られるはずです。
とっておきの音楽祭実行委員会、そしてご出演の方々への支援、エールをどうぞよろしくお願い致します。